バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんというハードル

※本記事はねこます氏をリスペクトした上で作成しています。

このバーチャルyoutuber参入の高いハードルを乗り越える猛者は、果たして現れるのだろうか。

2017年末、バーチャルyoutuberがバズった。
キズナアイから始まり、ねこます氏が世間に火をつけ、油を輝夜月が注いだ形だろうか(言い方が悪い)

さて、今流行しているバーチャルyoutuberの方々に共通するのは華やかな見た目だけではない。その強烈なキャラ付けにあるだろう。その中においても異彩を放つのがバーチャルのじゃロリ狐娘youtuberのねこます氏だ。

この記事を読むような物好きは既に視聴者だろうが、他のバーチャルyoutuberと違い彼は一人で全てを作成している。3Dモデル作成、unityでのVR制御、そして動画製作に至るまで全てである。そのため声帯はおじさんの声がする。ボイチェンは拘りから使わない。異質の存在だ。

おじさんであるというビハインドをはね除けてバズった彼(彼女?)だが、筆者が気になる点は第二の美少女バーチャルyoutuberおじさんが受け入れられるかどうかにある。

我々オタクの中には、並外れた才能と努力で培った実力のある猛者も存在する。やろうと思えばモデリングしunityにつっこんでVRでモーション制御するぐらいはやってのけるオタクは少なくないだろう。だが、おじさんであるというアイデンティティは既にブレイクスルー足り得ないどころか二番煎じの足枷を背負ったようなものだ。

次の美少女バーチャルyoutuberおじさんは、このビハインドを越えるキャラを持たねば注目すらされないだろう。

この問題を抱えた次のおじさんは果たして何を武器にバーチャルyoutuber界に参入するのだろうか。

リアルなyoutuberの方々は風の噂で新規参入する者ほど過激な路線で注目を引こうとする(オタクなのでリアルにくわしくない)と聞くが、過激な美少女バーチャルyoutuberおじさんとか需要があるのだろうか。ないでしょうね…。この二番煎じを解決する何かが次のおじさんには求められる。なんとも夢のない話だが…

この上がったハードルは、おじさんである以上覆しがたいのだ。二番煎じとはオタク産業にとってあまりに重い。いくらモデルの技術が高かろうが、技術力があろうが恐らく受け入れられず消えるオチが容易に想像できる。

とはいえ、ねこます氏の言葉を借りるならば「やらなければ、はじまらない」のだ。次のチャレンジャーに私は期待したい。そのチャレンジ精神がきっと次の何かを生むことでしょう…